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2008.12.02

東京競馬場に行ってきました(追記)

 土曜日に東京競馬場へ”写真を撮るためだけ”に行ってきて、それについては先日ここに書いた通りなのですが…

 「まだ書ききれなかったことがあったなぁ」(-。-)ボソッ

なぁんて思いも、実はありました。

 で、そこへタイミングよく寄せられたアンブルさんからのコメントが、なんつーかもう、ボクが書き残したことを書いてくれと云わんばかりの、まるでどの引き出しに何をしまいこんだかを知っていて引っ張り出されたかのような内容だったワケです。

 そんなこともあって、そのコメントに対するレスの意味合いも含めて、ここにいろいろと追記してみたいと思います。

■競馬場は被写体の宝庫
 誰かから「競馬場ってどんなところ?」っていう質問をされたとして、ただ単純に無機質に答えるとすると

 「競走馬が走るレースが一日に10レースくらい開催されていて、その勝ち馬を当てるギャンブルをしに観衆が集まるところ」(-。-)ボソッ

ってなカンジになると思います。

 でも、競馬場に限らず「多くの人が集まる場所」には、その対象となる”主役”のほかに、それを支えるいろんな立場、いろんな役割の人が多数存在するんですよね。さらに言えば”人”だけじゃなく”モノ”についても同じことが言えると思います。

 例えば野球場なら、選手がいて、用具とグラウンドがあっても、それだけじゃ興行は成り立ちません。スタンド、観客、ベンチ、清掃員、グランドキーパー、売り子さん、アンパイア、ロッカールーム、ボールボーイ、ブルペン、スコアボード、警備員、放送機器、ウグイス嬢、照明、食堂、売店、トイレ、チケット売り場、ドアラ(ウソ笑)etc... これらのいろんな人やいろんなモノ揃って、はじめてゲームが成り立つんですよね。

 いったんゲームが始まってしまえば、みんな選手の一挙手一投足にばかり注目しているから何とも思わないんだけど、実はその間も(もちろん、ゲームが始まる前や終わった後もだけど)スタジアムではいろんな人が働き、いろんなモノが動いているワケで、そういう「陰」の部分に着目してみるのも面白いんじゃないか、と。

 で、話は戻るんですが…そういう視点で「競馬場」という巨大施設を見てみると、これが実に楽しくて奥が深いワケです。「ウマ」だけ採り上げても、主役の「競走馬」以外にも誘導馬、ポニー、馬車をひく馬、乗馬センターの馬などがいるし、「人」に至っては騎手はもちろん、厩務員、調教師、馬主、報道関係者、清掃員、馬券売り場のおばちゃん、馬場整備作業員、売店の店員さんなど、枚挙にいとまがありません。そして何より、数え切れないほど数多くの「観衆」がそこには集まります。馬券検討に熱心な人、贔屓の騎手を追っかけている人、家族連れで遊びに来ている人、ボクのようにひたすら写真ばかり撮っている人など、本当にいろいろです。食べものだってたくさん売ってるし、スタンドは広くて行く場所それぞれで景色が全然違ったりします。

 今回は競馬場のそんな「陰」の部分をなるべく多く撮ってやろう!と思って出かけたワケですが…さて、どうでしょうか?

20081129_120316.jpg

■空について
 ボクが撮る被写体って今のところ虎子(娘)がほとんどで、風景はあまり撮ることがありません。でも、機会があったら撮影を主目的とした旅行なんかにも行って、風景を撮りまくってみたいという思いは少なからずあります。中でも

 「”空”をきれいに撮ってみたい」(-。-)ボソッ

っていうキモチは結構あるんですよね。自宅のベランダや庭から何気なく空を見上げているだけでも

 「おお。キレイな空だなぁ。コレはぜひ写真に残しておきたいゾ」(-。-)ボソッ

なぁんて思うこともしばしば…なんだけど、ヒジョーに残念なことに、この近辺で空にレンズを向けると余計なモノ(電信柱、電線、民家、マンションなど)が写りこんでしまって、なかなか写真にできないのです。っつーか、庭やベランダや家の前の通りからそんなことをしていると、一歩間違えると近隣の家や向かいのマンションからあらぬ勘違いをされて通報されたりしても困るし…なぁんてのは少々心配のしすぎかもしれませんが、でも堂々と撮れない環境ではやっぱりカメラを構える気が萎えてしまうのです。

 その点、競馬場は空を撮るにはホントに素晴らしい環境です。障害物の類は一切ないし、気兼ねするような相手もないワケですから、広い広~い空を思う存分撮れちゃう、まさに天国のような環境ですよね。これを撮らないテはない!と思ったワケです。

 そんなワケで、今回は運よく好天に恵まれたこともあって、かなり意識して”空”をいっぱい撮ってきました。

20081129_131112.jpg

■廃れゆくモノ
 競馬場に行ってレースを観ようと思ったらフツーはスタンド側に陣取るものですが、ボクはあえて”内馬場”に足を運ぶことが結構あります。

 知っての通り、内馬場はレースを観るには非常に不便な場所です。肝心の直線コースが見づらいし、何よりターフビジョンを見られないのが何かと不都合だったりします。

 但し、まったりと競馬を楽しもうとするのならこんなに適した場所はありません。そこは”混雑”という言葉とは無縁の場所。みんながめいめいに芝生やシートの上に寝そべって、気ままに、マイペースに楽しんでいます。あと、子供向けの施設なんかはここに集中させている競馬場がほとんどなので、家族連れが際立って多いのも内馬場の特徴です。そんなこともあって、ここだけは時間の流れが少々異なっています。

 そんな場所だから、内馬場の施設は概して古いモノが多かったりします。まっ、人が少ない分ニーズも少ないワケだから、施設の更新も優先度が低くなって後回しにされるのは当然の成り行きです。

 が。

 既に閉鎖したものがそのまま放置されていて、あんなにも寂れていることには少々びっくりしました。

 あんなに華やかに新装されたメインスタンドとは裏腹に、ただ地下道を隔てただけの空間に、こんなにもうらぶれた、無関心な場所があるなんて(-。-)ボソッ

 別にそのこと自体に憤りや悲しさを覚えるほど思い入れがあるワケじゃないんだけど、でもなんとなくそこに無造作に残された施設たちを眺めていると、そこでかつて馬券を買い、払い戻しを受け、ビールを飲み、カレーライスを食べ、恋人や仲間や家族と連れだって遊んでいった無数の人たちがそこにはいて、そんな人たちをずーっと見守ってきたんだろうなぁという”年輪”が見えたような気がして、気がついたらレースそっちのけでひたすらその場で夢中になってシャッターを切っている自分がいました。

 おそらく近いうちに取り壊されるんだろうけど…うん。うまく言えないけど、そんな場所を今回偶然見つけて撮ることができて、ちょっぴり満足しています(-。-)ボソッ

 そんなボクの次なる目標は…京都競馬場の内馬場に入って写真を撮ることです(ウソ笑)

20081129_111610.jpg

■機材について
 ここまで読んでいただいた方にはもう理解いただけたと思いますが、ボクはレースの他に、競馬場の「風景」を撮ってみたかったんですよね。そのために、今回はカメラ2台体制で臨みました。

 まず、レースを撮るために用意したのは「D300」+「VR70-300」。D300は6コマ/秒の連続撮影が可能で、これなら狙った瞬間を撮るのも可能だろうと思ったワケです。VR70-300は手ブレ補正のついたお手軽なズームレンズ。35mm換算で望遠端が450mmの焦点距離になるので、少々遠い被写体でも対応できます。それほど重いレンズじゃないので、ショルダーバッグで持ち運んでも十分耐えられます。

 もう1台、「D40」+「Σ18-50mm F2.8」も用意しました。こちらは主に風景とスナップ撮影用で、軽量なのでウエストバッグに常備しておきました。こうすることで、急にシャッターチャンスが訪れても、レンズ交換することなくどちらか適したカメラをサッと用意して構えることができる(これは正解でした)し、仮にどちらかのカメラにトラブルが起こっても何とか対応できるし…という、保険的な意味合いもあったのです。

 あとは、ぬかりのないように予備のコンパクトフラッシュとバッテリー(いずれもD300用)を準備し、案の定途中でコンパクトフラッシュがいっぱいになりバッテリーも少なくなったのでどちらも出番がありました。

 ただ、コンパクトフラッシュは連写すると書き込み速度が重要になってきます。そのあたり、ボクはタカを括っていてあまり気にしていなかったのですが…交換したあとのコンパクトフラッシュでは、12枚連写するとその後バッファが解放されるまで大変時間がかかることが判明し、結果

直線半ばで連写 → バッファがいっぱい → ゴール前でシャッターが押せない(泣)

という憂き目に遭うことに。その場では原因がよくわからなくてただ試行錯誤するばかりで、家に帰ってネットで調べて取説を読んで、はじめて状況を理解できた、という顛末。今回、ゴール前の絶好のポジションに何度も陣取ったにもかかわらず、ゴールの瞬間のショットがほとんどないのはそのためです(苦笑)。今回の最大の反省点ですが、でもこんな基本的なことでも体験しないとわからないことですので、そういう意味では大変良い勉強になりました。

20081129_105734.jpg

■レタッチすることの是非
 ちなみに、今回アップした写真たちですが、多少のレタッチをしたものが大半です。先ほど触れた”空”に関しても、好天に恵まれたのは確かなんだけど、実は後からホワイトバランスや露出を補正して、多少の演出もしているというのがホントのところです。

 ボクは当初、

 「レタッチなんて邪道。写真は撮ったモノそのままをアップしてこそ漢」(-。-)ボソッ

っていう考えがあったんですが、最近は

 「せっかくのデジイチなんだし、RAWで撮って、パソコンで現像してレタッチして仕上げないと損でしょ」(-。-)ボソッ

という考え方に180度方向転換しました。やっぱり、使える機能を使わないってのはもったいないと思うし、

 「自分の納得いくモノに仕上げたい!」

という思いが強くなればなるほど、手を入れたくなるのは当然だと思います。

 本当は構図なんかもよく考えて撮るのがイイんでしょうけど(できるだけそうしようとしてはいますが)、カッコつけて切り取ったつもりの絵を撮って後悔するよりは、とりあえず日の丸構図で撮影しておいて、後でバランスよくトリミングして構図を調整する方が、ボクのような素人には賢明な選択だと思います。特に競馬のような動体撮影の場合、咄嗟の判断で適切な構図を決めるのは(自分のレベルでは)実際問題ムリだもん(-。-)ボソッ

20081129_125950.jpg

 というワケで、今回の東京競馬場での撮影で思いついたことをとりとめもなく書き連ねてみましたが、少しでも皆様の参考になれば幸いです。ただ、写真については、もっと上手な人の競馬写真サイトが世の中にはいっぱいありますので、そっちを見ることの方が上達への早道でしょうね。

 あとは…ボクは他のメーカーのカメラを使ったことないので何ともかんともですが…(実際、どれを買ってもシアワセになれるとは思いますが)

 イイですよ、ニコン(-。-)ボソッ >アンさん

 なんてったって、猛虎魂入りまくりのコーポレートカラーが最高です(ウソ笑)

デジカメオンライン

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コメント

白鳥は優雅なように見えるが、水面下では結構がんばっている…ところを是非(ウソ笑)
空、はイイですね。私の場合は特に「雲」が好きです。一時「雲」専門のカメラマンになろうかと思った時期もありました。まあ、職業についてはいろいろ妄想していたわけですが。
あー、なんかヤバイよ。背中押されまくり(-。-)ボソッ

投稿: TAD | 2008.12.02 22:56

ボクがそんなことを感じたのも、
さとーさんの作品に力があったからこそでしょう!
(なんだか上司ヨイショモードっぽいけど(-。-)ボソッ)

そして、その力にまたひとり…

ところで、レタッチは別売の Capture NX2 でしょうか?

投稿: アンブル | 2008.12.03 21:38

>TAD選手
(ボートを撮るのは楽しそうだとか)そんなん言うてないから(-。-)ボソッ

>アンブル選手
現像&レタッチは、実はD300を買ったときに Capture NX(2じゃない方)が付属していた(当時のロットには同梱されていたのです)ので、それを使ってます。
どうも作りこみが甘いようで、いろいろと欠点があるのはユーザーからも指摘されている通りなんだけど、何せタダだったし、純正じゃないとできないこともあるので、まぁ何かと便利なのでそのまま使っているってワケで。
ただ、そこそこハイスペックなPCでもかなりの頻度でハングアップするのはマジでカンベンしてほしいんですが(-。-)ボソッ

Capture NX2もそうだけど、体験版が使えたりするソフトも多いので、実際に使用してみて自分に合ったのを選ぶのがいいでしょう。
迷ったら最後は純正がイイんじゃないかなーとは思いますが。

投稿: さとー | 2008.12.03 22:56

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