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2007.07.06

顔に傷は負ったけど…ボクたち親子の決意。

 最近、ボクが虎子(1歳7ヶ月の娘。仮名)のことで凹んでいたことは一部の方はご存知だと思うんだけど、ようやく吹っ切れたので、というか「こんなことで落ち込んでいられない!」と思えるようになったので、自分自身に対する決意の意味も兼ねてここに記しておくことにします(-。-)ボソッ

 まず事の発端について書きます。

 先日、ボクが会社から帰宅すると、虎子がいつものように駆け寄ってきて、ボクを出迎えてくれたのです。

 が。

 「#$”◇%%&!!???!!!!!」

 もう何て言い表したらいいのかわからないんだけど、駆け寄ってきた虎子の顔じゅうに、ものすごい引っかき傷が…。まぁ見てやってください。

20070706left

20070706right

 「茫然自失」とはまさにこのこと。とにかく唖然とするばかりで、そのときボクは虎子に何て声をかけたらいいのかわかりませんでした。っつーか、いったい何事でこんなことになったのかをまず確かめなければなりません。

 ってことで、傍で沈痛な面持ちで塞ぎこんでいた同居人に話を聞きました。一部始終を書き出すと、こんなカンジ。

・朝、同居人が保育園に虎子を預け、いつものように仕事をしていると、しばらくして保育園から職場に電話がかかってきた。
・「すみません。虎子ちゃんがお友達に顔を引っ掻かれて傷ができちゃったんです」とのこと。
・これまでも何度か小さな傷を負って同じように連絡をもらったことがあったけど、いつも保育園の方が大げさに言うので、今回も大したことはないだろうと思い「わかりました」と返事だけしてそのまま仕事を続けた。
・しばらくするとまた電話がかかってきて「これから虎子ちゃんを病院に連れて行きます」とのこと。
・ちょっと心配にはなったけど、仕事も忙しくて抜け出すのもはばかられたので「わかりました。お願いします」とだけ返事。
・夕方、仕事を終えて虎子を迎えに行くと、保育園のスタッフが全員一斉に出てきて「本当にすみませんでした」と謝罪された。
・どういうことかと思って虎子に会ってみたら、おお、もう…
・保育園からは病院で処方された塗り薬を渡されて「完全に治るまでは3年くらい必要でしょうと診断されました」と伝えられ、また顔を引っ掻いたお子さんの親御さんにはその日の出来事を伝えました。二度とこのようなことが起きないように気をつけます、という説明を受けた。
・頭の中が真っ白になり、何て言葉を返して良いかわからず、とりあえずいつも通りそのまま虎子を引き取って帰ってきた。

 さすがの同居人も動揺を隠し切れない様子。でも、虎子の前でボクたち両親が不安に思っているところを見せると、(子どもは敏感なので)それが本人に伝わって虎子自身がもっと不安になってしまうと思い、

 「とにかく、虎子の前では傷のことは極力気にせずに、できるだけ今までどおり接しよう。話は虎子を寝かしつけてからだ」

という考えを同居人に伝えました。幸いにも虎子は、顔の傷のことを除けばいつも通りでいたって元気(それがまた却って痛々しいんだけど)。なので、ごく普通に、いつものようにおフロフロに入り、いつものようにご飯を食べ、いつものように遊んでから、いつものように寝かしつけました。

 さて。ここから家族会議。とりあえず同居人に頼んで入園時に園からもらった資料一式を出してもらい、ボクがひと通り目を通してから討議。いろんなことを話し合い、その時点ではこんな結論を出しました。

・保護者として直接症状の説明を受けたいので、明日もう一度同居人が医者に行く。
・その際、診断書をもらってくる。
・園に対しては手紙を書いて、今回の事故状況の詳細説明と今後の対策を書面で求める。と同時に、後日、時間をもらってボクも交えて直接説明をしてもらう。
・傷跡が残ることに対する損害賠償をする意思があるかどうか、園に確認する(園が損害賠償保険に加入していることは資料で確認済み)
・虎子の前では傷のことは一切気にしないようにする(理由は上述のとおり)

 翌日、同居人が虎子と医者に行き、直接話を聞いてきました。「本当に傷跡が全部消えるのは、この子が思春期になる頃だろうね」とのことです。覚悟はしていたけど、やはりショックでした。なお、診断書は(混んでいる夕方に押しかけたため、診療時間をとっくに過ぎていたので)また後日ということになりました。

 今回のことで、当然、園に対しては「どうしてしっかり見ていてくれなかったんだ」という悔しい思いが正直あります。ただ、これまでとても良くしてくれていたし、この件についてキチンとした対応をしてくれるのであれば今後もお世話になりたいと思っているので、あまり事を荒立てるようなマネは控えようと思います。

 とはいえ、損害賠償についてはしっかり話し合うつもりです。もちろんお金で解決しようだなんて一切考えていないんだけど、虎子のために親としてできることはしてあげなきゃいけないと思いますので。それが親の務めってもんでしょう。いくら園が真摯に対応してくれてるとはいえ、それはそれ、これはこれ、です。

 ただ、現実に受けてしまった顔の傷を魔法で一瞬にして消すことなどできないワケですから、これからは虎子本人とボクらがこの傷と上手につき合っていくしかありません。それでも顔の傷は(時間はかかっても)少しずつ治っていくハズですが、むしろボクが心配するのは、顔の傷が浅くなるのと反比例してこれから深くなっていくであろう、虎子本人の「心の傷」の方です。今は何も分からない虎子だけど、「私だけ、みんなにはない傷がある」ということが次第に分かってくるでしょう。女の子の顔面の傷ですから、気にするなと言う方がムリです。それが原因で学校でいじめられることもあるかもしれません。それでなくても大きなコンプレックスになるでしょう。保育園に預けたボクたち両親をいつか恨むこともあるでしょう。

 そんなとき、決して彼女を子ども扱いせず、キッチリと謝って、相談に乗ってあげる。でも虎子はその傷と向き合って生きていかなきゃいけないんだよ。そうやって生き抜いて出てくる笑顔こそ、傷なんて関係ないくらい、何よりも美しいんだよ。ということを、しっかりと話してあげられるようになりたいと思っています。そのためにはまず、ボクたち両親が前向きに考えていかなければなりません。今からこっちがくよくよしていちゃいけないのです。

 もしも将来、虎子がその悩みを立派に乗り越えてくれたら、他人の痛みや弱いところを理解し、気遣ってあげることができる、心の優しい女の子に育ってくれるハズです。そのとき、虎子は顔の傷と引き換えに、人としてとても大切な、もっと大きなモノを手に入れてくれるでしょう。そうなってくれることが、今のボクの虎子に対する願いだし、そうなるように支えてあげなきゃと思ってます。

 というワケで、もうほとんど心の整理はついたボクですが、ただひとつ気がかりな点が残っているんです。

 それは、相手の親御さんから、現在までのところ一切連絡がないということ(-。-)ボソッ

 思い返してみると、今回の件、加害者側もツラいと思うんですよ。きっとボクたちと同じくらいに、もしかしたらそれ以上に心を痛めていると思います。

 でも、子どものやったことだし、ボクはその子や親御さんを責めるつもりはまったくありません。別にいいカッコしようと思っているワケじゃなく、これはウソ偽らざる本心です。

 でもね。だからこそ、せめて電話や手紙でもいいから、何らかの謝罪があったっていいと思うんですよ(-。-)ボソッ

 言い出しづらいのかもしれないけど、こういうことは躊躇していると逆にどんどんツラくなっていくと思いますし。園の考えもあって、お互いにどこの誰とそうなったということは知らされておらず、ただその出来事を伝えられただけだから、もしかしたら傷の程度もそこまで深刻なものだとは思っていないのかもしれません。

 でも、仮に傷が小さなものだったとしても、これからも同じ園に通う以上、送り迎えの時などにバッタリ鉢合わせることがあるかもしれません。たとえ相手の顔や名前を知らなくても、被害者の子の顔の様子を見たら、加害者側はすぐに分かるハズ。そのときにバツの悪い思いをするくらいだったら、園に申し出て相手に直接謝罪したい意思を伝え、今のうちに謝っておく方が双方にとってHappyだと思うんです。もしもボクが逆の立場だったらゼッタイにそうしますけど…違うかなぁ。

 まっ、そんな事情を抜きにしても、「迷惑をかけてしまったら相手に謝る」という、人間として当然にして基本ともいえるべき行為ができないでいるのだったら、腹立たしいというよりも哀れに思いますし、同じ幼児をもつ親として、悲しいです。

 少しくらい遅くなっても構いません。ボクは、相手の親御さんが申し出て謝ってくれることを、気長に待ち続けたいと思います。

 以上、こんな長文に最後までお付き合いくださった方々、ありがとうございました。


【2007/7/7(土)追記】

 今日、園の方に時間をいただき、話し合いに行ってきました。

 どんな状況で事故が起きてしまったのか、どのような再発防止策を実行したのか、詳細に説明していただきました。また、賠償責任の件についても応じてくれると答えていただき、今後に関してキチンとした対応をしていただけることを確認できたので、ひとまずホッとしました。

 あと、ボクの方に一点誤解があったのですが、相手方のご両親は既に謝罪したい旨を申し出に来られ、そのときたまたま虎子の顔も見かけたそうなので、傷の程度も虎子の名前も確認されているとのことでした。ただ、被害者サイド(=我々)にはまずは園の方で先に話し合いをする(=つまり今日の話し合い)ので、その後にお願いしますと園から伝えていたそうです。

 そうですよね。やっぱり、世の中捨てたもんじゃないですよね。

 勝手に先走って、相手方を非難するような考えを書いてしまった自分のことを恥じました。申し訳ない気持ちでいっぱいです。ボクもまだまだ未熟者ですね。反省、反省。

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コメント

相手の親御さんの自発的な謝罪がないなんて・・・これはちょっと酷過ぎます。きっちり事実と向き合わずこのまま何もなかったようになってしまうのは、その親御さんや子供のためにもならないですね。

兎に角、虎子ちゃんとご両親の「傷」が早く癒えるよう祈ってます。

投稿: 黒ホッピー | 2007.07.07 10:20

>黒ホッピーどの
コメントありがとうございます。
今日記事を追記しましたが、相手の親御さんは既に謝罪しに来られていたそうです。ボクの勝手な取り越し苦労でした。大変失礼しました。

そんなこともあって、キモチ的にはもうだいぶ回復してきました。
虎子も元気なので、きっと大丈夫だと思います。
ご心配をおかけしました。ありがとうございました。

投稿: さとー | 2007.07.07 19:08

考えに考えられた結論の後に、軽々しくコメントはできないのですが、

ただ、ご両親のこの決断と対応を、いずれ虎子ちゃんが理解する日が来るでしょうし、それが大きな財産となるんだろうと思います。
そして自分も仮にも福祉職として働いていて、このような事態があり得るわけで、中途半端な気持ちでは出来ないと改めて痛感しています。

投稿: ふたする会事務局長 | 2007.07.08 20:02

読んで愕然としました。同じ子をもつ親として、心中お察しいたします(それも女の子だもんね)。申し訳ありませんが、今は慰めの言葉も思いつかないというのが正直なところです。せめて虎子ちゃんの成長する過程でよりよい治療法なりが見つかることを願ってやみません。逆に心の傷のほうは、さとーさんと奥様(まだお会いしたことはありませんが)がおられる限り、きっと大丈夫であろうと信じております。

投稿: TAD | 2007.07.09 21:34

>事務局長どの
今回の件を通して「こういうこともあるんだな」という認識が欠けていたことを思い知らされました。
もちろん本来あってはならないことなんだけど、100%事故が起こらない保障なんてどこにもないんですよね。
と同時に、自分たちが加害者になることだってあるかもしれないということ、自分の職場でも同様のことが起こりうるかもしれないということ。いろんなことを心しておかなきゃならないということを学びました。

>TAD兄ぃ
ご心配と励ましのお言葉をありがとうございます。
ここに載せたのは傷を負った翌日の晩の写真なんですが、こどもの皮膚の回復力というのは本当に大したもので、(「腫れが引いたから」というのもあるからかもしれないけど)あれから数日しか経っていないのに浅い傷はかなり治癒してきています。
左の頬は結構深い傷なのでもう少し時間がかかりそうですが、今までの状況を見ていると心配したほどの大事には至らなさそうで、ひとまずホッとしています。

投稿: さとー | 2007.07.09 22:42

大変ショッキングなことでしたね。重く受け止めてなかなかコメントできずにいました。実は私も子供のころ、遊んでいるときにケガしてしまい、左のほほに大きな傷を負ってしまったのですが、自分の記憶にあるのは、
 病院の先生が、「あぁあ、こんなにキレイなホッペなのに」と残念そうに言ったこと
 両親が時々、「だいぶ治ってきたね」と言ったこと
 そうやって言われたときだけ、自分の傷を思い出していたということ

つまり、本人の私は、人に言われない限りほとんど意識していなかったということです。子供のうち(特に幼児)は自分の顔にお化粧するような切実さで鏡をみることもないでしょうし、それと同じように、友達のお顔に傷があっても、それを意地悪な気持ちで刺激するようなことは少ないのではないでしょうか。完全に治るのは思春期、というのは確かに長いですが、完全じゃなくても、ほとんど分からないくらいまで治るのは、きっともっと早いと思います。
これからしばらくは、まだ傷も痛々しくて、お散歩も辛いかもしれませんが、きっと虎子ちゃんの強い治癒力でみるみる治っていってくれると信じてます。私が特に鈍感な子供だった、ということかも知れませんが、自分の経験としてコメントさせていただきました。的外れかも知れないと思いつつ‥。失礼しました。

投稿: ととりん | 2007.07.10 23:32

さとーさんごめんなさい。さっきコメント入れてからずっと後悔してます。消してください。傷の程度も分からないのに本当にすみませんでした。

投稿: ととりん | 2007.07.11 04:51

>ととどの
ご自身の貴重な経験談ありがとうございます。
「削除してください」とのことで、ちょっと悩んだのですが、とりあえずあえてそのままお返事を書きます。
というのも、あれから約1週間ほど経ちましたが、幸いにも思いのほか治りが早く、ととさんの言われるとおり、どうやらボクらが気にするほどのことにはならなさそうなもので。
今日、同居人が医者に連れて行ったのですが、回復の早さに先生も少々驚かれた様子で、きっと1年後には殆どわからなくなるだろうと仰っていたそうです。
この調子で治っていけば、ととさんのケース同様にほとんど気にならない程度になるだろうし、逆に(ととさんが思い出した記憶のように)ボクらが気にすることの方がマイナスを増幅させるように思いました。
実はここ数日、虎子の回復状況を見ながらボクらもそんなふうに感じて始めていたことろだったのですが、ととさんのコメントのおかげでその思いに確信がもてるようになりました。

ですので、全然失礼なんかじゃないし、むしろ感謝してます。後悔なんてしなくていいですからね。
それでも…ということであれば(この返信も含めて)削除しますので、連絡ください。
でもひと言、お礼のレスだけはしたかったので(-。-)ボソッ
本当にありがとうございました。

投稿: さとー | 2007.07.11 22:26

さとーさん、お心のこもった返信ほんとうにありがとうございました。
救われました。虎子ちゃんの回復力に私まで助けられたような気持ちです。
お医者さんも驚かれるほどの早い回復、本当に本当にヨカッタ。

投稿: ととりん | 2007.07.11 22:59

こんにちは。
今、息子がトラ子ちゃんとまったく同じような状況で、ここのサイトを見つけました。トラ子ちゃんの傷は如何でしょうか?すごく良くなられてるとのコメントで勇気がわいております。もう数年前ですっかり目立たなくなっているのでしょうか?もし、差し支えなければ現状を教えて頂けるとありがたいです。(もしご気分を害される書き込みになってしまいましたら削除下さい)同じように直るかははかりませんが励みになっています。

投稿: ママ | 2011.01.25 13:07

>ママさん
こんにちは。ご心配ですよね。心中お察しします。
ウチの娘に関しては、もう傷は跡形もなく、こんなことがあったことなど誰にもわからないと思います。

こども回復力って、結構スゴイんですよ。
実は昨年秋、娘が水疱瘡にかかり、ほどなくしてなんとボクにもうつっちゃったんですが(苦笑)、娘はあっという間にキレイになった一方で、ボクの顔の跡はなかなか治りませんw
比べるのがムチャだといえばそれまでですが(-。-)ボソッ

無責任なことは言えませんが、ママさんの息子さんもきっと良くなると思いますよ。
こんな返信でも、励みにしていただけるのであれば幸いです。

投稿: さとー | 2011.01.26 00:24

お忙しい中、コメント頂きましてありがとうございました。
m(_ _)m

誰にも分からないなんて本当にすごいです。
息子は3歳なので若さではトラ子ちゃんに及びませんが、
トラ子ちゃんのように息子も回復力を持ってくれることを期待したいと思います。
ありがとうございました。

投稿: ママ | 2011.01.27 16:05

昔の記事にコメント失礼します。もし見ていたらお答え頂きたいです。うちの子も顔面に酷い怪我を負ってしまい今治療中なのですが、娘さんは数ヶ月で傷が目立たなくなりましたか?跡が残ると医者にも言われてるのですが治癒力を信じたくて。突然質問申し訳ないです。

投稿: さあ | 2017.10.07 01:33

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